カフェインは脳の覚醒作用を持つ植物性由来の成分です。コーヒーに含まれている事からこの名がつきました。他にもお茶やコーラ、カカオ等にも含まれており、医薬品として用いられる事もあります。カフェインと聞いて、思い浮かべるイメージは「眠気を覚ましたい時に摂るもの」では無いでしょうか。カフェインの効果として、前述した眠気覚ましをはじめ、鎮痛作用、疲労回復などが挙げられます。まず眠気覚ましですが、カフェインが脳内で眠気をつくり出す「アデノシン」という物質をブロックする為、このような効果があるのです。鎮痛作用については、頭痛を和らげる上で有用なようです。頭痛のメカニズムは不明な点が多いものの、脳内でセロトニンが過剰に分泌される事で血管が一時的に収縮したのち拡張する事で発生すると考えられています。カフェインは、血管を収縮させる事によって頭痛の原因自体を除去し症状を緩和させる働きがあると考えられているのです。